バンカーショットの手前でダフらせるは嘘!
この言葉が初心者を悩ます。
まず、グリーン周りのバンカーのお話です。
「ダフる」は、間違ってはいません。
バンカーショットはエクスプロージョンショットとも呼ばれます。砂を爆発させてボールを運び出すからこう呼ばれています。
この言葉を聞いてどうでしょうか?
思い切り砂を叩けば、簡単にバンカー脱出できると勘違いしてしまうのではないでしょうか?
鍬をもって畑を耕すように上下にクラブを振り下ろしてもうまく行くわけがありません。
鋭角に砂にクラブを振り下ろしてもリーディングエッジが突き刺さり地中にクラブがめり込むだけでボールに力が伝わりません。砂が堅い場合は、リーディングエッジが跳ね返されトップして反対側のバンカーへということに。
10回に1回くらいは、たまたま脱出できるかもしれませんが、バンカーの中から打ち直しが続くはずです。
そのようなスイングでも、地中にめり込んだクラブを無理矢理パワーで砂ごと運びだそうとフォローをとれば、成功の確率は高まるかもしれません。それでもピンまでの距離がある場合は、地球ごと運び出すパワーが必要になり現実的ではありません。もちろんあごが低く、すぐ目の前がグリーンであればそのスイングでも問題ありませんが。
しかし、そのようなスイングを続けている限りバンカーで簡単に1打2打と損をしてしまいます。1ラウンドで4回捕まれば、最悪10打損もありえます。バンカーに捕まらなければ良いスコア。捕まれば終わりになってしまいます。
プロのふわりと上げるバンカーショットをスローでみればわかるのですが、先にフェースが抜けた後に、ボールが浮かび上がります。ダフって終わりのスイングではなく、ダフッてフォローが取れるスイングが必要になります。
バンカーショットの基本は別で解説しますが、苦手な人はスイング軌道が違う可能性が大です。逆に得意な人はアプローチでフェースに球を乗せることが上手です。基本的に球を浮かすアプローチとバンカーショットは同じです。
なかなかバンカーショットを練習できる場所はないかもしれませんが、アプローチは普通の練習場で出来ます。
アプローチの練習をひたすらして、フェースに球が乗る感触を掴めれば自ずとバンカーショットも上手くなるはずです。
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